2009年4月アーカイブ

普段の注意

年老いて、体のあちこちに不調。でも気をつけて生きればまだ大丈夫。
media「インクレティブルハルク」Booksにちょこちょこ旧記事を再アップ。昔の記事は恥ずかしい......。

インクレティブルハルク

 CGという面でいうと、前作(「ハルク」)はある意味エポックメイキングだった。それはマテリアル感べったりの緑の主役の皮膚ではなく、大きく移動する時のモーションが、いわゆる「ゲーム飛び」に堂々となっていた初のハリウッド映画だったのである(「ゲーム飛び」とは、物理法則を無視したあり得ない加速減速をするゲーム映像特有の飛び方。この運動の途中で連続したキックやパンチ、回転運動を繰り出すこともできる。方向転換も出来る。もちろん現実にはこれらの動きはすべて不可能である)。
 それ以前の映画でも時々このような動きはフィーチャーされていたのであるが、恥ずかしげに使われていたに過ぎない。理不尽なこれらの動きを堂々と「無限の力」の表現として前面に押し出したのはこの作品の前作?「ハルク」だったのである。
 私自身は正直その方向には大きな疑問と違和感を感じたことを否定できない。
 なので、今作への関心の焦点はそのような「ゲーム飛び」がどのように処理されているかだったのだが、これはお見事、ありそうなモーションに調整されていた。(現実には「無限の力」の動きであるので、あり得ないのだが、視覚的な説得力を持てるかどうかはまた別問題だ)。どのようにありそうに処理しているのかはまた時間のある時にコマ送りで検証してみたい。CG的な見所は力感と重量感だろう。
 映画自体の方は、力感と対応するように、へなちょこ主人公がいい感じで、スーパーマンリターンズに始まるへなちょこ系の系譜がまたさらに大きく展開していきそうな予感がする。
 それにしても、みんな言っていることだが、「ハルク・スマッシュっ!」は無いだろう......(+_+)

春待ってます

そろそろ春ですな。桜もぼちぼちです。
After_P3'sに、「優秀作品」

「優秀作品」

ちょっと訳ありで、某CG学校の最新版の「優秀作品」のムービーを観てみた。
その学校の作品を観るのは多分10年ぶりとかなのだが......。
う〜ん、古っ。つーか、あの頃と本質的に変わっていないじゃん。
で、現在関わっている学校の卒業作品を思い浮かべてみる。
これも果たして10年前と変わっているのか......。
正直言うと、コアの部分はそれほど変わっていないという結論だ。
が〜ん。
もちろん、見てくれというか、色々新技術は駆使したりしているのだが、
見えてくる世界が同じなのだ。
小技もいくつか登場するが、そこに例えば草野球選手とプロ野球選手、のような能力の隔絶は全くない。
せいぜい、打率が3割5分と3割6分、みたいな感じで、有為な差はありゃしないのだ。

10年以上であるから、当然3Dソフトやハードも進化し、講師も新しい優秀な人々が続々と現れ(笑)、
すべては劇的に変わっているはずなのに、実は14年間同じようなことをあちこちの学校はやっているだけなのではないか。

たとえば14年前の生徒さんたちに今日のソフト&ハードを使った授業をやったとしたら、
その中の優秀な人は今の優秀な作品と同等の作品を作ることができるのは100%確実である。
ダメな人はダメであるが、同じようにダメであるだろう......、と。

いやね、だから何が問題なのかというと、一応私は15年間、CGの教え方をあれこれ考え工夫し実践してきた訳じゃないですか。その積み重ねに関しては昨日や今日の講師たちに劣る部分は全くないのですが、その努力が一体何だったのかな、と。
人間の努力というのは本当に微々たる影響しか世間には与えないのだなと、その様な気持ちになってしまったのでした。

......あああ、私は努力が無意味であると言っているわけでは全然無く、反対に、言っているのは努力は必要なのだがそれで成し遂げることができることはそれほど多くないということ。
宇宙飛行士が地球を見たら、文明の影響で破壊されている自然というのはそれほど見えてこなくて、地震や噴火などの自然の影響で破壊された自然の方が目立って見えたという話がありますが、これは丁度そんな感じの話。だからといって文明(努力)が有っても無くても同じということは、言えないのですから......。





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