ユダの福音書を追え

 かなり売れているようである。ナショナル某社のプロモーションは凄まじく、私も読む前の盛り上がりは凄かった。  しかし、読後の森下がりも凄かった。しかしこれは、要は来月発売される【ユダの福音書】の予告編である。個人的には肝心要のその内容がほとんど触れられないで本が終わってしまうのである。本編は来月なのだ、チクショー。 なんだい、予告編かい、べらぼーめ  個人的なことをいえば、グノーシスは大きな懸案事項である。グノーシスと顕教の関係は、仏教でいうなら禅とその他の宗派の関係とパラレルな形になっている(と、思う)。 グノーシスは、確か「知識」という意味で、他人に教えられたのではない、自分の感覚で直接に獲得した認識だけに意味があるという、キリスト教の闇に葬られた一派である。調べてみると、色々体系があるのだが、どうも公案のように、既存の知識体系に揺さぶりをかけるための疑似的な体系であるような感じが漂う。先入観を破壊するための「教義」であるように思えるのだ。だから、いきなり神が悪いものとされたり、通常の教義上の悪役が実は善玉であるというかたちに持っていかれたりする。  今回の、ユダ福音書の流れもその文脈かも知れない。(んでも、実はユダとキリストの間に最後の事件の打ち合わせがあったというのは、日本でも某霊能者が以前から言っていたことなんだよね。あるかも......)(日経ナショナル ジオグラフィック社/日経BP出版センター)

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